初歩から学ぶ生物学 池田清彦著 角川選書


「厳密にルールに従っていると、環境が激変して、
ルールが環境に整合的でなくなれば、
滅んでしまう。
多くの生物は適当にルールを変えることにより、
環境が変化しても何とか生き延びることができる。」


一貫性や、明示性がなくては、人としてだめなのか、
と考えることが多い。
でも、実は、生物の世界は違うらしい。


「これだけ」というものを固定的に守るのではなく、
柔軟に体を変えていっている。


これは、ひょっとして人間の生活にも当てはまるかも
しれない。
もっと楽に生きて行けるのだろう。